Category Archives: 連載
Vol.2 青年海外協力隊とS.T.E.P.22の渡航の違い(1)
Vol.2 青年海外協力隊とS.T.E.P.22の渡航の違い(1)こんにちは。ザンビアから桐生です。 S.T.E.P.22の記事をご覧頂いている方々なら、JOCV(青年海外協力隊)に興味をお持ちの方も少なくないのでは無いでしょうか。そこで、「ともふみ」第2回目の今回は、S.T.E.P.22とJOCV両方の体験から、二つの長所と短所を比較してみようと思います。 「応募を検討してはいるけど、似たような制度はいくつもあるから迷ってしまう…。」 そんな方のご参考になれば幸いです。 活動期間は? JOCVの場合は「2年間」、S.T.E.P.22の場合は「1か月以上」が基本となっています。 2年間という期間は思った以上に長く、外国から来たヨソ者が、その地域の住人と認められるのも十分に可能な時間であると感じています。活動のみならず、季節の移り変わりを感じ、様々な催し物や冠婚葬祭にも関わることが出来るので、その国に腰を据えて文化や習慣を理解し、じっくりと活動したいと思うなら2年間という期間は大きな財産になるでしょう。 一方で、日本での仕事や学業を考えた場合、2年間海外に住むというのは大きな決断になると思います。S.T.E.P.22の「1ヵ月以上」という期間は、渡航先のことを知るのに最低限必要と思われる期間として設定しているものなので、大学の長期休みでも十分に参加できる期間です。「1ヵ月以上」なので、過去には数か月に渡って渡航していた奨学生もいます。 JOCVにも「短期ボランティア」という活動期間が1ヵ月~1年の制度があるのですが、後述するように、自分の経験や興味関心にぴったり合う内容があるとは限りません。また、S.T.E.P.22の場合は、翌年の次期サポート活動もあるのであまりに長期に渡る渡航は対象となりません。 よって活動期間の観点からは、「とにかくどっぷり現地に浸かってその国の人々と一緒に活動がしたい!」と思うならJOCV、「この○ヶ月を使って、あの国でこんな活動がしてみたい!」と思うならS.T.E.P.22と考えられるかもしれません。 活動地域は? JOCVはODAによる国際協力のための制度なので、発展途上国に派遣先が限定されています。一方で、S.T.E.P.22の場合は渡航先に制限はありません(渡航者の安全性が確保できないような国・地域を除きます)。例えば、第5期奨学生森田さんはイギリスへ渡航していきました。 また、JOCVの場合は、派遣国の希望は出せるものの、最終的にはJICAによって派遣国が決定されるため、合格しても自分の希望通りの国に派遣されるとは限りません。 よって、活動地域の自由度はS.T.E.P.22の方が高いと言えるでしょう。 いかがでしたでしょうか。 次回は引き続き、「活動内容」と「サポート体制」について、S.T.E.P.22とJOCVを比較してみたいと思います!お楽しみに!
vol.1 ザンビアで理数科教師というシゴト
ムリブワンジ!(ニャンジャ語で「こんにちは!」) S.T.E.P.22第3期奨学生の桐生朋文です。僕は2005年夏に奨学生としてタイへ渡航しており、現在は青年海外協力隊(以下、JOCV(Japan Oversea Cooperation Volunteer))としてアフリカのザンビアで理数科教師として活動しています。JOCVについての詳しい情報はJICAのウェブサイトをご覧ください。 「ともふみ」第1回目の今回は、僕の現在のザンビアでの活動内容をご紹介させて頂きます。 僕は「理数科教師」という職種で派遣されており、任期は2011年1月~2013年1月の2年間です。ザンビアの首都ルサカから南にバスで2時間ほど走ったマザブカという地方都市で、公立中学校の先生として働いています。配属校であるカオンガBasic Schoolの生徒数は1年生から9年生まで合わせて約2,000人。ここで、数学と理科の学習環境を改善していく事が主な活動内容になります。 ザンビアでは理数系科目を教えることの出来る教員が圧倒的に不足しており、1クラスの人数は60人に達することもあります。また、現場の教員の専門知識や勤務態度も日本とは比べ物にならないくらい低く、無断欠勤は日常茶飯事、授業に来ても教科書の内容を生徒に黒板に丸写しさせるだけの授業をしている先生すらいるのが現実です。理科に関して言えば、理科室はおろか実験器具などほとんど無いため、多くの学校では実験が行われておらず、生徒は見たこともない薬品や器具の名前をただ丸暗記するのが主な勉強となっています。結果として、ザンビアの子どもたちの学力は、アフリカ南部の中でも最低ランクとなっています。(例えば、中学3年生で「1/2と1/3はどっちが大きい?」と聞いて正しく答えられる生徒は100人に1人くらいです)。この中で「どうしたら自分が帰国した後にも残る仕組みを作れるか?」を第一に考えて活動をしています。 活動の一つは、周辺校の理科教員を対象とした「サイエンスキャラバン」。日本で開発された様々な理科実験を、ザンビアにあるもので出来るようにアレンジして、授業の中にどうやって取り入れるかを紹介するワークショップを様々な学校を巡回しながら開催しています。また、日本で起こった東日本大震災をきっかけに日本や世界のことを伝え、ザンビアから出来ることを考えてもらうワークショップも各地で行っているほか、日本文化の紹介なども行っています。その他、他国の援助機関と連携して図書館を作ったり、日本の高校と連携して国際理解教育の授業を行ったり、希望する生徒を集めて理科クラブを作って実験を一緒にやったり、ザンビアにはあまり馴染みのない「修学旅行」を企画したりと、せっかくなのでやれることは何でも挑戦してみようと思っています。日本と比べると「学校」という仕組み自体があまりに未成熟なため、僕のような経験の浅い人間でも「もっとこうしたらいいのに」と思う余地が山ほどあり、やりがいは非常に大きいです。 よろしければ活動のブログもご覧下さい。 次回予告 そこで、次回は、S.T.E.P.22とJOCV両方の体験から、二つの長所と短所を比較してみようと思います。 S.T.E.P.22の記事をご覧頂いている方々なら、JOCVに興味をお持ちの方も少なくないのでは無いでしょうか。他にも、「応募を検討してはいるけど、似たような制度はいくつもあるから迷ってしまう…。」 そんな方のご参考になれば幸いです。
第1期奨学生、中田牧さんは今・・・
みなさま、はじめまして。この連載では、『あの人は今・・・』と題して、STEP22の過去の奨学生が現在どこで何をしているのか、追跡してみようと思います。さて、第1回は井坂がレポートをします☆ 毎月22日はS.T.E.P.22の日 毎月22日はS.T.E.P.22の日…ということで、メンバーで集まり お酒を飲みつつ普段は話さないようなことを話して盛り上がっています。 去年から始まったこの仕組み。 5月からは少し趣向を変えて、1人にフォーカスを当てて ○○さんのなう(今)を共有するプチトークライブを始めました。 記念すべき第1回目は、1期の牧さん。 期が若いメンバーにとっては、インドネシアでストリートチルドレン支援をやってて 英語も中国語もペラペラで、顔が広くて、頭のキレる素敵なお姉さん… という程度の認識だったかもしれません。 牧さんは、コンサルから外資系の大手スポーツメーカーを経て この夏からボストンの大学院に進むことになりました。 テーマはビジネスと国際協力。 インドネシアの経験から、社会人になっても途切れなかった 国際協力への思いや、ビジネスという手法を絡み合わせたこと、 そして将来のキャリアプランをどうしていくか…など、話は尽きませんでした。 個人的に、私は社会人2年目で、仕事に恋愛に悩むお年頃。 少し年上の牧さんが、海外渡航→就職という近しい経験を踏まえて どういうキャリアを進むか考えたプロセスを共有してもらい めちゃくちゃ将来の参考にしたいなっと思いました。 牧さん、本当にありがとうございましたーー! 次回は・・・ 今月のSTEP22の日は、弁護士マン3期松本さんの予定です。 次回もたのしみ♪
予告:ザンビアから第3期奨学生桐生さんの連載がはじまります。
S.T.E.P.22の第3期奨学生としてタイでスタディーツアーを企画した桐生さん。 現在は、青年海外協力隊の平成22年度3次隊、理数科教師としてアフリカのザンビアにて2年間の活動中です。 ザンビアでの活動や、STEP22での渡航やサポート活動について振り返って報告してもらいます。 みなさん、お楽しみに。
