4期奨学生 青柳絵梨子さんの活動報告記

中間報告 その1

応募動機

S.T.E.P.22に応募したのは、友人から「旅に奨学金がでるらしいよ」と聞き、2006年夏に一人で企画していたアジア取材旅行の足しになればありがたいと思ったため。大学二年生の夏に、1ヶ月間放浪した東南アジアで出会った日本人の方々のように、自分らしく、異国の地で逞しく生きている日本人を取材しに、そしてその記録が、私の知人達に何らかの勇気や刺激を与えられたら良いと思い、企画を出す。

小規模ミーティング開催 2006.3.1

メインMTGの前に、自分の担当者の方と初顔合わせ。松本さん、生井さんと出会う。 ㈰どの地域で、どんな活動を行うのか? ㈪そのためにはどんな準備がいつごろから必要か? ㈫夏の活動を「見学」「良い経験」に終わらせないために、自分と他者にどんな成果・変化をもたらす挑戦がしたいですか?そのためにどんなことを準備することが出来ますか? という質問に、 ㈰中国・韓国・インドで、NGOや個人で活躍されている方に、その人のことや、異文化対話の現場を取材、記事を書く ㈪もはや3月から、人探し・ムービーカメラのための貯金・アポイントメントをとる ㈫私には度胸とこの先に繋がるキャリア(スキル)の第一歩として、他者には自らのことを教えていただくことで、この先を展望するきっかけを、両者には相手を通して自分をより知ることを成果として得られれば良い と答える。

第一回MTG 2006.3.12

S.T.E.P.22メンバーの初顔合わせ。企画について、何故日本人なのか?日本人である必要はあるのか?何故、経済発展している国に取材しに行く必要があるのか? など、企画が実はつぎはぎだらけであることを悟られ、「まずい!」と思った私は『何を伝えたいのか』という核の部分に立ち返り、作り上げた企画を一度壊すことに決定。 私が伝えたいのは、 【人の生き様】→そこから勇気を、社会問題に対して考えるきっかけを、これから先使える「生のことば」を伝えたいから。 【何故】→人を動かすのは人だと思っているから、人が取材したい。とりわけ「ことば」の威力を信じているから。勇気やあることばを手に入れることで、少しでもその人の世界が豊かに、「楽」になるように。なにより私が人好きであるから。 【誰に】→出来るだけ多くの人に。映像だったらインターネットの他に、市民記者の映像大会なんかに出展しても良い。 このように、とにかく核の部分を探る作業をする。

NHKディレクター訪問!! 2006.3.20

「ドキュメンタリーって、実際どうやって作っていくものなんすか?」という疑問を胸に、桐生さんと共にディレクターさんを訪問。ヒントを教わる。 ㈰企画 ㈪取材 ㈫編集 「テーマは誰もが知っていても構わない。切り口勝負」 「常に、自分の興味があること・誰が共感してくれるのか を考えること」 そのほか、人に焦点を当てて作る企画に必要な考え方を伝授してもらう。プロの方から教わるそれは、まさに「な、なるほど」といわざるを得ないものだった。テーマをまず決めて、そこから取材する人を絞り込んでいこう!と決める。

第二回MTG 2006.3.22

それまでの進展状況を報告する。一方的ではなくて、双方的な映像を撮ること、人探しのヒントは紙面や人の話にあることなどの話をした。このあたりから、「社会問題に従事する人」を撮ることを考え始める。テーマは社会性のあるものにしようかなぁと。 最近仲が悪いと言われている日韓・日中問題を、学生の視点から浮かび上がらせること、または両国に共通する問題を共に考えることで、歩調を合わせること。そもそも、ドキュメンタリーが果たす役割とは何かを追究していた。 ㈰疑似体験をして自分を振り返るためのツールか? ㈪勇気や行動を起こすきっかけになるツールか? ㈫人の顔を浮かび上がらせ、人と人を繋ぐためのツールか?

湘南国際村 高校生セミナーに参加(S.T.E.P.22とは直接関係なし) 

2006.3.26〜28 将来国際社会で働きたいと考えている高校生と共に、国際協力・豊かさとは何かについて、2泊3日の合宿セミナーで考える。また、講師として参加されたアジアプレスインターナショナル(API)代表の野中章弘さんに、ビデオジャーナリスト(ジャーナリズム)について伺う。 以下、野中さんの講義概要 『モノを考える筋肉をつけよう』—事実は一つではないし、正解は無い。考え続けることが大事。今の若い人たちは、情報があればあるほど考えなくなっている。すべて、 丸呑みしているところがある。ビデオジャーナリストは、日本のマスメディアが伝えない事件の本当の原因を取材しに行くもの。テレビや新聞は、一方的にしか、真実をちゃんと伝えていないのではないか?→認識に歪みが生じる。まずは、メディアを疑うこと。私達は、日中韓の関係悪化について、何を知っているのか?誤解の部分が圧倒的ではないのか?中国の人たちが、「あの戦争」について、どう考えているのかを知らなければ、歩調を合わせた対話は不可能である。(など、ビデオを使って教えていただきました。) ちなみに、「ジャーナリストって、自分の人生観や世界観を鍛えていける楽しい仕事だから、僕はこの職業しかお勧めしません(笑)」とおっしゃっていました。 野中さんの講義を拝聴して、「私はドキュメンタリーを、人と人を繋ぐためのツールとして使ってみよう」と感じる。テーマは、旬な「反日感情」にほぼ決定。相反する思想をもっている両国の関係緩和に役立てばよいと思ってのこと。そして、ここから、野中さんとメールのやり取りを始め、相談しながら企画を練りだす。「まずは、反日運動への青柳さんの考えを持ってください。」という意見を頂戴し、自分なりの考えと、その根拠を探すことにする。
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